一般道を走行時にふと前を見るとびっくり。
バイオハザード(biohazrdous)のトラック
バイオハザード(生物学的危害)マーク付きのトラックというのを初めて見ました。
もっとも黄色地に赤の三つ葉マークである放射線マークを付けた運送車両も見た事はありませんが(苦笑)。
ダウ・ケミカル社が1966年に作ったマークらしいのですが、このマークを付けているトラックは特定病原体(ウイルスまで含む)や感染性廃棄物を運搬している可能性があります。法令では容器にはバイオハザードのマークの表示義務がありますが、運搬車両には特に定められていないようですので、この表示のあるトラックは親切なのではないかと。
バイオハザードの表示があると医療廃棄物の可能性もあるのですが、最悪は特定病原体もしくはそれらの感染症患者の廃棄物を輸送をしている可能性もあるという事です。間違って事故をおこしてこの車の荷室の中身をぶちまけようものなら、アウトブレイク間違い無しの可能性も否定できない訳です。
特に第一類に区分されているエボラ出血熱、マールブルグ病、クリミア・コンゴ出血熱、ラッサ熱、ペスト、SARS(重傷急性呼吸器症候群)や痘瘡などは大変危険で根本的な治療法が無い急性の症状を呈する危険な病原体ですので、想像するだに恐ろしいものがあります。
こっそりと目立たないように運ばれており、あまり目につかないため視界の外にいるようですが、よく考えると怖いですね。実は世界中で膨大な数が搬送されているのですが。
もっとも放射性燃料や放射性廃棄物等も同様に静かに運搬されているらしいので、そちらを見かけた方もいらっしゃるかもしれません。
こ こ これは 恐い!
さすがに、これは、ちょっと引きました。早々に別の方向へ去ってくれたのでホッとしましたけど。
よく見るとバイオハザードのマークは何かを削って剥がした後に貼られているのです。
前のマークが普通の会社のマークなら良いのですが、もっと怖いものがついていたら…。想像すると、ぞ〜っとします。