世の中クリスマスの準備中。もはや日本の年中行事ですね。
旭光電気工業株式会社製「フリッカーランプ」 E12
E12は口金のサイズで他にE14、E17やE26などある
箱のデザインがとってもレトロな感じで良い
雰囲気をもりあげるのに電子工作しようかと言う不純な動機で作りました。
このフリッカーランプはネオンランプの一種なのですが、ろうそくの炎様の電極の間でチラチラと不規則に発行部分が移動して、炎のような表現をしてくれると言うムードランプの一つです。
パッケージには「すばらしいムード」とか「ゴージャスな雰囲気」という歯が浮きそうな文言がかかれていますが、実際見ていて不規則に移動する発光部を見ていると飽きない状態です。2枚の電極が並んでいるのですが、この電極の間の隙間で発光するのでは無く、外側に面している部分が発行するのが不思議な所です。
AC100V点灯の様子
広い範囲で光る上にかなりチラチラするので見ていて楽しい
点灯するには商用電源のAC100Vを必要とするのですが、トランジスタ技術誌2002年9月号に掲載のブロッキング発振を利用してDC3Vを昇圧して、フリッカーランプを点灯させるものを実際に製作しました。
製作した回路は非常に単純で、教科書的な回路です。回路図や記事本文等は掲載誌をお持ちかPDF版トランジスタ技術2002年版をお持ちの方はご覧下さい。
製作したフリッカーランプ点灯器
ランプへは暫定的にハンダ付けで接続しているが、最終的にはコネクタで接続
AC100Vを必要とする電球を3V、乾電池2本で点灯させる事が出来る訳です。いちいち電線を引き回す必要も無く何所でも置いて点灯させ、雰囲気を盛り上げる事が出来ます。ただし、購入したトランスは「ひるあんどん」の際に使ったST-26互換品(ET-26)なため、記載の定数では発振してくれませんので,抵抗値を変更してあります。
高電圧発生基板
コネクタは電源(3V:左側)とランプ出力(右側)
発振用の抵抗値は10kΩに変更した
また、掲載誌の紙面上の定数である高圧側の0.22μFのコンデンサで蓄えたエネルギーでフリッカーランプを点灯させると広い範囲で光るのですが、点灯というよりチカッ、チカッという感じでかなり断続的で、あまり商用電力の時のような揺らめき感がないため、0.022μFまで落としてあります。光る面積は小さくなりますが、このほうがちらちらと点灯部位が移動して楽しいと思います。
とか、かんとか理由付けはともかく、電池でフリッカーランプを点灯させるものを作りたかっただけなんですよ(笑)。