朝顔のようで朝顔でない、ベンベン。
オーシャンブルーの群生
もう10月終わりだというのに、すこぶる元気よく蒼蒼とした葉をつけつつガンガン花を咲かせています。見た目は朝顔ですが、葉の形もちょっと違います。
居酒屋ガレージさんでも報告が有りましたが、これはノアサガオの突然変異亜種であるオーシャンブルー。紫色の花を咲かせ、朝顔の花が萎んでしまうような時間でもガッツリ咲き続けます。秋口になると開花時間がずれるのでさらに夕方まで咲いたまま。
沖縄県では野生種である事からノアサガオ、別名を琉球朝顔と言います。
ヒルガオ科アサガオ族の宿根多年草で、朝には紫色で昼頃には赤紫色に花の色は変化します。一度に数個の房状に咲くため見栄えも良く、生育も旺盛でこの写真のように10m以上の蔓を伸ばして緑のカーテン状に繁茂することもあり、昨今の緑のカーテンに利用されていたりするようです。結実しにくいので、株分けで増やす必要がありますが、根が氷点下になると死んでしまいますので越冬させるには室内で保管するなどする必要があります。まあ、おおむね適当でも大丈夫そうですが(笑)。
とにかくこのようにワサワサと生え繁り、すごい勢いで広がる旺盛な植物で、丈夫なことや開花時期が長い事から昨今はあちこちで見かけるようになりました。本州にある在来種のアサガオからすると外来種になり、この旺盛な繁殖力と越冬することから同時に育成すると在来種が駆逐されてしまう勢いになります。
在来種のアサガオは変化種を作る楽しみがありますので、なんとか頑張ってもらいたいいもの。