ちょっとカッコイイです。
立ち飲みバー「パブリック」
よーく考えてみてこのカタカナ表記を英語として意訳すると、大衆酒場(立ち呑み)となるのでしょうか。
立ち呑み(酒の場合、「飲み」はあまり好みではありません)は元々滞在時間を少なくして回転を上げるためのシステムで、立ったまま呑み続けるのはしんどいので早々に引き揚げるという前提の元で営業しています。
もちろん、立ち呑みは安く、早く、美味しい、手軽という使い方をするためにあるので、それで良いのです。
一般の席がある呑み屋との差は、隣の人との距離が近い事。これは物理的にでもありますが、精神的にもかなり近い状態になり、酒の勢いも手伝ってか、隣の見ず知らずの人と仲良しになってしまう事も多々あります。呑み助交流所と行った所でしょうか。
最近は安く上がることからずーっと立ち呑みの店なのに滞在し続けるというのが見受けられるようになりましたが、酔っぱらったら引き揚げるのがマナーではないかと思います。
立ち呑みではありませんが、以前、阪神梅田駅近くの呑み屋通りに立ち呑みの雰囲気と対極にある「お喋り厳禁」の店がありました。注文の時以外は話してはならないのです。もちろん隣の人とお話するとか店の大将と話すとかも御法度。みんなじんわりと黙って呑みます。ま、静かで考え事したい一人呑みにはもってこいだったのですが、閉めてしまわれたようで残念です。
ともあれ、パブリックな場所としても機能する立ち呑み。なかなか侮れません。若い人の酒離れでノミニケーションとかが無くなって寂しいのですが、まだまだある場所には残っているようです。