宝塚線と神戸線で活躍中。
阪急電鉄 9000系 通勤形電車(9001)
撮影2011年12月(十三)
A-trainベースの車両で、先行の京都線用9300系と共通点は多いのですが、車両寸法が宝塚線や神戸線の規格に合わせている事から9300系に比べると若干車幅が小さい車両となっています。
京都線のクロスシート式ではなく、ロングシートとなっていて、京都線特急の長距離乗車ではなく、停車駅の多い宝塚線・神戸線での通勤運用に合わせたシート構成と思われます。
IGBT素子を用いた電気ブレーキ対応のVVVFインバータ制御で、走行中の定速制御(阪急では惰行制御と呼びます)にも対応しています。
写真では見えづらいですが種別・行き先表示にフルカラーLEDディスプレイを使用していて、正面表示での採用はこの9000系が最初となりました。
阪急電鉄では車両色がマルーン一色で、普通・急行・特急と車両種別が違っても外観が変わらないため、他社の車両外観に比べると地味な感じがしますが、逆にそれが安心感となっているのかもしれません。