汲み上げと言っても湯葉ではありません。汲み取りなら厠ですが。
手押し井戸ポンプ
はたしてこの場所の地下水(井戸水)が、なにかに利用できる水質なのかどうかは不明ですが、廃棄も撤去もされずに手押しポンプが残されています。
実際に触っていないので、動くのか、水が出るのかなどは確かめていませんが、もし水が出るとしたら、災害時の飲用水以外(中水)に使える貴重な水源では無いでしょうか。
かなり年代物ですが、浅井戸の手押しポンプは現在でも販売しているようですので、もしも壊れたとしても取り替えて運用を再開する事はできそうです。
昔は街のあちこちにこのような手押しの井戸があったのですが、水質の悪化や地下水の工業用途での利用による水源の枯渇などで近代化ととともに、どんどん無くなってしまいました。
水道代や組み上げるのに電気を必要としない水の供給源として有用だと思うのですが、維持管理もふくめると難しいものです。