銭(ゼニ)というと一般的に小銭を指し、大きい金額は金(カネ)です。
うどん屋の看板
最近、麺道一筋などと書くと、ラーメンか讃岐系のうどんかと思ってしまいますが、ベタな大阪系うどんのお店だそうです。ただし出汁は関西うどん系、麺は讃岐系というハイブリッドだったようです。
江戸時代は超低成長で物価が非常に安定していて、うどん十六文(そばも十六文)が百年近く続いていたそうです。一文銭だと16枚になり中途半端なうえ結構な枚数になり大変そうですが、4文銭も流通していたため4文銭4枚=16文という実は切りの良い数字。
お金を数えている最中に刻(とき)を訊いて勘定をごまかすというネタで有名な落語の「時そば」ですが上方落語の「刻うどん」を元に明治時代の三代目柳家小さんが創作したそうです。