オーディオキット製作体験会

今回は休日出勤に迫られたため2日目の午後からの参加のみでした。

製作会会場
 製作会会場
 共立電子産業 本社1Fセミナールーム

会場の様子
 会場の様子

 2日目はちょっと参加人数が少なかったようで、ゆったりとしていました。
 でも、参加される方々は濃い(笑)。
 今回のキット製作はフルデジタルアンプ、MUSES 8920を使ったポータブルヘッドホンアンプ、デジタルオーディオ独立実験基板を使った方がいらっしゃいました。

裸になったLXA-OT3
 裸になったLXA-OT3

 STEREO誌の付録だったアンプ基板LXA-OT3の改造をされている方がいらっしゃいました。元々実装されていたコンデンサ類はきれいさっぱり無くなっていました。この基板、スルーホールの両面基板でしっかりしているので実装済のコンデンサやボリュームなどを取り外すのはかなり苦労されたのではないかと思います。

電流帰還出力ディスクリートパワーアンプ
 電流帰還出力ディスクリートパワーアンプ

 1chが未調整で稼働していない状態だったそうですが、非常にクリアかつ優し目の音を出していました。長時間聴いても聴き疲れしないタイプの音です。
 とりあえずケース入れはまだ未定との事。リニアアンプの特性上、発熱がありますのでどのような形で実現するか悩みどころでしょう。この状態でまだ試作との事で、電源を含めてモノラル×2とモノラルアンプ2台構成にされるようで、最終完成形が楽しみです。
 その他、前回のトランジスタパラ接続の電流駆動型ミニアンプの作業を続けていらっしゃる方など参加者の半数がすでにデジット/共立キットを卒業して独自製作に入っていらっしゃいます。まあ、私もその内の一人ではありますが。

テストベッド
 テストベッド
 音源はiPodを前提にしているそうです

 スタッフの方が製作されたヘッドホアンプのテストベッド。回路的にはオペアンプ+トランジスタのダイアモンドバッファの構成。
 実装しているオペアンプは一発4,000円(デジット価格)のOPA627AHというCANタイプのOPA627を変換基板を使って実装しています。OPA627はシングルですので2発載せないとなりません。ここだけで8,000円の投資が必要です。
 電源は可変タイプのレギュレータで正負15Vの電源です。
 実装している電解コンデンサは東信のJovialと三洋のOS-CONのみ、オーディオ信号系の抵抗はすべてDALEのCMF-55というこれまた豪華パターン。かなり投資する気力が無ければこの部品構成での製作はできません。
 いやはや、頭が下がります。
 今回は半日だけの参加ではありましたが、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
 いつもながら会場の設営・撤収・清掃などお世話になり、この場を借りてお礼申し上げます。

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