先日製作したChuMoy(CMoy)アンプに少し手を加えました。
ChuMoyアンプ 改造済
一応製作完了したChuMoyアンプですが、気になる点があったため手を入れました。
まずヒスノイズのようなサーというバックグラウンドノイズ。これは出力に抵抗を挿入する事で解決するという情報を得ていたのでオペアンプ出力とヘッドホンの間にDALE CMF-55の33Ω(写真ではオペアンプそばの茶色の抵抗)を入れて解決。
TL496でUM-3×2から9Vへ昇圧しているのですが、スイッチングで昇圧しているため同相の電源ノイズが懸念されたので電源フィルタ(BNX002-01/村田製作所)をレールスプリッタTLE2426の手前に挿入。元々がEMI対策フィルタなので可聴域での減衰率はあまり高く無いため、高音域のキーンと言う音がまだ残っています。もうすこしフィルタを追加するかコンデンサで対策する必要がありそうです。
ただ、基板上の空きエリアがあまり無くどうしたものかと思案中。レイアウトを替えてもう一度基板を起こすなどした方がよいかもしれませんが、コネクタ類のレイアウトがほぼ決まっているためかなり悩みます。
昇圧の効率が60%程度ですので、相当消費電流が大きいのではないかという懸念もあり、改めて測定した消費電流は40mA(UM-3側)ぐらいでしたので、eneloop単三で2〜3日は電池は十分持つ感じでしょうか。
これとは別に着せ替えヘッドホンアンプは006P電源バージョンのものも平行して進めていますので無理に昇圧せず素直に9Vを突っ込んだ方が良さげな気もします。ただ、マンガン乾電池やアルカリ乾電池などの一次電池ではランニングコストがかなり掛かりそうですのでニッケル水素かリチウムイオンの二次電池の導入を併せて予定中です。