しりとりでやられるとなかなか苦労させられる文字。
「る」
なんと1文字の屋号。
和文通話表によると「留守居のル」とあります。留守居というのが何かという引っかかりがありますが、これは江戸時代の職名で将軍や大名が不在の際に城の留守を守る役割をしていた役職で、江戸城では大奥の取り締まりや通行手形の管理を行っていました。
留守居同士が連絡を取り合い組合を作っていたり、他の外部の留守居と情報交換をし、外交官的な役割も行っていたようです。
いまでは使う言葉ではありませんが、戦後に制定された法令に記されていますが、実際は明治時代から電報の取扱などで使われていたのかもしれません。