最近デジットで発売されたお手軽DACの独立実験基板を作成。
PCM5102独立実験基板
超お手軽DACを機能試験するための基板として組み上げました。
PCM5102
SSOP→DIP変換基板に実装
TexasInstrumentsのPCM5102(BurrBrownブランド)は外付け部品が劇的に少なく、3.3V単一電源、負電圧生成のチャージポンプ内蔵で出力のDCカットコンデンサ不要、I/Vも内蔵していてバッファアンプまで内蔵なのでそのままライン出力が取出せ、出力レベルは2VRMSでSNRが112dBと高性能。
サンプリングレートも384kHz/32bitまで対応、PCMデータフォーマットはI2Sおよび左よせに対応で、自動追従します。PLLを内蔵しているのでSCLKの無いRaspberry piのI2Sでも使う事ができます。
シンプルの極み、外付け部品はチャージポンプと電源バイパスのキャパシタのみ。ライン出力のRCフィルタは推奨ですが、高調波が気にならなければ無くても構いません。
制御はハードウェアモードのみでシンプル。フィルタのモードおよびソフト・ミュート、データフォーマット、デエンファシスの指定を該当ピンのロジックレベルで制御します。
ポータブル機器を意識していると思われ、入力データが来なくなると自動的にパワーダウンモードに移行する機能もあります。
内部処理は全て32bit演算により誤差を抑えて処理を行っているというこのデバイス、実際に製品としてLUXMANのDA-100というDACに使用されているようですので、そこそこの音を期待できそうです。
とりあえず、この後の行程としてUSB-I2Sへの変換をUSB_DOUT2706Kitで行って、信号を突っ込み、ライン出力の音を確認しようと思います。
こんにちは
なんぎ様もPCM5102を入手されておりましたか。WEB情報ではフィルタモードで低レイテンシを選択すると広がりのある音が出てくるようですね。こちらは製作会から1ミリも進んでいません。早く聞いてみたいものです。
mithrilさん
ブログで出てデータシートを見たところ、これなら充分テスト基板が簡単に作れそうだと踏んですぐに調達していたのですが、表面実装が面倒くさくて製作会で変換基板実装まで放置です(苦笑)
とりあえずusb_dout2706kitのI2S出力を繋いでライン入力でアンプに突っ込もうと思っています。