第6の感覚

 第六感、いわゆるシックス・センス。
うまみや
 うまみや
 日本人なら重要な味覚の一つである旨味。屋号に「うまみや」と付けるからには相当に料理に自信があるのでしょう。
 とにかくどれを食べても旨い。のかな?
 いや、実際に食べていないので何とも言えませんのでご容赦を。
 西洋人の味の要素は「甘い(甜)」「酸っぱい(酸)」「塩っぱい(鹹)」「辛い(辛)」の4つ、中国人はさらに「苦い(苦)」を加えて5つに。
 そこでさらに日本人が第六の味覚として「うまみ」というのを加えました。
 (諸説ありますが、とりあえずここではこの説でネタにしています)
 旨味(うまみ)という味覚は日本人の出汁文化が花開いた味覚だと思います。
 さらに旨味成分を単離したのも日本人。昆布の旨味成分で、化学調味料と言われるグルタミン酸ナトリウムです。1907年に池田菊苗が発見、翌々年の1909年には商品化して発売されました(商品名:味の素)。
 ちなみに日本の出汁の双璧であるかつお節の旨味成分は小玉新太郎に1913年、イノシン酸として発見されました。続いてシイタケの旨味成分であるグアニル酸とイノシン酸と並ぶ核酸系の旨味成分が発見されています。
 「辛い」味覚については、実は味蕾としての受容体が存在せず、口腔内のカプサイシン受容体による痛覚として感じ取るため味覚ではないという解釈もあるようですが、まあ、辛い物は辛いんで(笑)美味しいのですけど、翌日は痛いだったりしますけどね(苦笑)。

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