都会のなかに佇む保存車両。しかも蒸気機関車。
C11 311
月見里公園にて撮影
屋根は付いている物のごらんのように完全に鳥の籠状態で入る事はできません。
車両は昭和21年製造、最後は保存前提で梅小路にあった車両だったのですが結局、廃車後こちらに設置展示となったようです。
C11 機関車前方
前照灯のレンズは残っていますが、ハウジングもふくめかなり錆が出てしまっていますし、機番の銘板は曇ってしまっています。この屋根が付いたのは近年らしくその前の屋外展示の状態での状態悪化が見て取れます。
角形ドーム(かまぼこ型ドーム)
製造時期的に戦時形の角形ドームとなっていますが、車両のあちこちに錆が出ており、今後の状態の悪化が懸念されます。
錆の浮いた足回り
足回りは整備されていないためか、ロッドに錆が出ておりちょっと残念な状態です。震災前まではOBの方が整備されていたそうですが、現在は放置状態となってしまっています。
炭水車側
「昭21-日車」の銘板を見ることができます。昭和21年の日本車輛製です。こちらもかなり風雨にさらされた劣化感を車体の下部に浮いた錆の発生で出してしまっています。
それほど劣化がひどい状態でない今のうちに、塗装などの整備をしておくだけで奇麗になると思うのですが、なかなか諸事情があるためか思う通りにはなりません。
甲子園球場に非常に近い場所にあるのでタイガースファンあたりが手を貸して整備してくれる…とかに、ならないか淡い期待をしてしまいます。