車輛のドアは車掌の開閉が基本ですが、この「ドア」ランプが点灯しているとドアを乗客の要求で開閉する事ができるようになります。
ドア「開」ボタン(車外)
車外から乗る人はボタンを押すと扉が開き乗車できます。
ドア「開閉」ボタン(車内)
車内からは降車客向けの「開」ボタン以外に、乗車客が扉を閉めたい時に使用する「閉」ボタンも付いています。
写真はJR西日本223系のものですが、221系や225系にも付けられています。
ドア取扱モード切替スイッチ
車掌が操作するドアの開閉モードが「半自動」になっている時だけ、「ドア」のランプが点灯し、このドア開閉ボタンが利用可能になります。
一般的には乗降客の少ない路線・駅で運用されますが、全部の扉を開くのではなく、必要な扉だけを開く事で車内温度の維持に加えて省エネにもなっている一石二鳥の運用。
最近は都市部を運行する東海道線の東京始発列車(時間帯限定)の他、JR四国などは通年。JR西日本も一部区間で半自動扱いを行っています。
ただし、「閉」ボタンを押す時は扉に近づいている他の乗客がいないか注意が必要。
乗客が自分で扉を開閉できるのは一部マニアには受けそうですが、通常利用客にとっては自分で開く操作を行わなくてはならないので、面倒に思うかもしれません。
発車時は車掌側から全ての扉を閉める操作を行いますので、開けっ放しのまま発車する事は絶対ありません。
「自動」モードですが、これは通常のドア操作のモードで、車掌側から全車両の扉を集中制御して開閉するモードです。
「切」モードは扉扱いを行わない場合のモードで、通常は開閉する乗り場と反対側の開閉操作を行わない側に設定されます。扉の開閉ボタンを操作しても扉は開閉しません。