今年も今宮神社の十日戎と重なりました。周りが賑やかしいです。
製作体験会会場
共立電子産業本社 1Fセミナー室
会場の様子
今回も満員御礼。なかなか賑やかな製作会となりました。
今回は初回参加の方が何人かいらっしゃり、複数の方が人気のフルデジタルアンプを製作していらっしゃいました。
FETステレオアンプ
その中でも製作に手間も時間もそこそこ必要なデジットのFETステレオアンプキットを製作された方も。最初から中級者向けのキットにトライされています。
2SJ440と2SK2467のMOS-FETアンプで5W+5Wしか出力がありませんが、一般的な住宅の部屋で鳴らすには十分の出力です。シャーシは穴あけ済みとはいえ、アンプ基盤、電源基盤、放熱器+FETとトロイダル電源トランスなどとのワイヤリング、MDF製の筐体組み立てを含めると、ささっと短時間でできる規模ではありません。
製作された方も2日にまたがって製作されていらっしゃいました。
TDA7297ステレオパワーアンプ基板
電源部
アンプ完成基盤と電源部はトロイダルコアトランスを使ったパーツセットの組合せで組み立てられていらっしゃいました。ラグ板で整流および平滑部を組み上げるため、プリント基板で組み上げるキットとは一手間かかります。
6BQ5真空管アンプキット
今回は久々の真空管関連の製作をされている方がいらっしゃいました。
デジット謹製6BQ5真空管アンプキットです。こちらは真空管と基盤のみのキットですので、電源部や入出力周りを別に用意する必要があります。製作会では基盤を完成されたのちテストで、デモ機の基盤を外して付け替えて動作チェックをして完動確認をしていました。
キット付属の真空管が中国球なので、取り替えて遊べそうです。
FN1242 D/Aコンバーター
引き続き製作中で基板は前回に完成、電源部にとりかかり、筐体にいれる作業をしていらっしゃいました。完成が楽しみです。
ギターエフェクター
毎回、意欲的にエフェクターに取り組んでいる参加者の作品。製作途中ですが、かなりの回路規模のため制作に時間がかかっているようで、残念ながら今回で試奏までは至りませんでした。
低歪ディスクリートヘッドホンアンプ
いつもながら着実に製作物を作り上げる常連の方の作品。
終段ダーリントン増幅回路を使ったディスクリートヘッドホンアンプなのですが、電源部とアンプ部の両方を訳ありケースに収めるため、基板レールの上下共に使用。かなりの詰め込み具合で、みっちり実装になりました。
ほぼ組み上がりでしたが、フロントパネルの加工・実装・配線の途中で時間切れになり、音出しには至りませんでした。次回お持ちの時に、どんな音が出てくるか楽しみです。
筐体の上にチラと写っているものがフロントパネルですが、5mm厚のMDFに木目調の化粧シートを貼って良い雰囲気になっています。
PCM1792モノラル使いDACシステム
PCM1792をモノラル出力にして出力電流を倍増させ、ダイナミックレンジを広げるデジタルオーディオシステム。PCM1792のソフトウェアモードを使ってAVRのSPIバスを使い、レジスタを書き換えてデフォルトのステレオモードからモノラルモードへ変更しています。
設定とモノラルモード出力の場合のI/V出力周りなどの接続を解決すればほぼ完成のようです。金額的にも、回路規模的にもかなり凄い規模になっています。
今月のオマケ
開放型マルチスピーカー
今月のスタッフの方の力作。デジット店頭で特売のスピーカーを10本使い、チャンネルデバイダーを通してプラスワンの高音用の小径スピーカーを鳴らすマルチチャンネル。
MDFの加工性が’ある程度良いとは言え、これだけの穴を開けるのはかなりの手間だったのではないでしょうか。苦労が偲ばれます。
今回も製作体験会は盛況で、ほぼ満席。途中からお見えになった方のために臨時で展示品を撤去して席を作る状態です。オーディオキットの製作では机の上に物がいろいろ広がるので、机に3人掛けするのは厳しいため、参加される方が多くなると席数が厳しい状況になってしまいます。
さてさて、毎度の事では有りますが、会場の設営・清掃などおんぶにだっこで恐縮です。
この場を借りてスタッフの方々へ御礼申し上げます。