先日運良く入手できたので早速試してみます。
12AU7(松下製&中国球&ロシア球)
知人の実家を解体するため「家の中にあるもので欲しいものがあれば持って行っていいよ〜」という有難いお話を頂き、漁らせて頂きました(苦笑)。
古い真空管式パワーアンプがありましたが、出力管は別の方が持って行ったため私は手前の前段増幅回路部分と整流管をいただきました。その中にあったのが12AU7。
そう、私の常用している12V系YAHAアンプの心臓部の真空管です。
現在は意外とパワフルな音を出す中国球を常用しているのですが、しばらくこの松下製に付け替えてみます。
アンプ本体は1960年代の代物で、球にホコリなどほとんど着いていなかった事からかなりの期間デッドストック状態だったのではないでしょうか。electro-harmonix製と同様でやや線が細い感じがしますが、かなりの期間火が入っていなかったと思われますので1~2週間使ってからまた取り替えて聴き比べをしてみようかと思います。
オーディオアンプの入力段の球と言えば12AX7が定番ですが、あえて低μ(増幅率)の12AU7にしたということは、パワーアンプの入力段ではそれなりの大きい信号を取り扱う前提で回路を構成したのでしょう。増幅率が低い分、ノイズにも有利だと思われます。
それにしても製造後50年は経過していると思われる真空管ですが、ちゃんと動作するのがすばらしい。