本来はタイトル通りの名前なんです。
ミシンの看板
ホーロー看板が多数並んでいますが、ほぼミシンのメーカー看板。
こんなにミシンメーカーがあったのかと感心します。昔は小さなメーカーがひしめき合っていても市場が形成できていたのでしょう。とは言えジューキ、ブラザーは家庭用ミシンも含めミシン全般、セイコーミシンは工業用ミシンメーカーとして現在も製造販売しています。三菱ミシンも三菱電機グループとして名菱テクニカとなって製造販売しており、一般向けのミシンはもう作っていませんがそれ以外は世界シェア40%を誇るトップメーカーとして現存しています。
残念ながらトレジャーミシンは現在はメーカーとして存在していませんがOEM元の台湾メーカーであるTONYは現存しています。
その他の日本メーカーとしてジャノメ、ジャガー、トヨタミシン(アイシン精機)があります。その他、米国ブランドであるシンガーの日本法人である日本シンガーは残念ながらメーカーでは無くなっています(自社製造品ではない)。
最近は既製服の価格が下がったことも要因の一つで、裁縫そのものを家庭でする機会が減ってきています。家庭で服を縫製するというのは趣味の領域となりつつあり、家庭用ミシンの需要はかなり厳しい状況にあるようです。
「ミシン」の名称ですが「メリケン粉」と同じで空耳が定着してしまった一例。ソーイング・マシーン(sawing machine)の「マシーン」のアクセント部分だけ残ってしまい誤用されたのが現在の名称です。
「幅ないっすね!」が「Have a nice day!」に逆空耳というのは耳汚しでご笑納くださいませ。