かなり狙った屋号。
SEIKO 正確屋
屋号は多分「正確屋」だけなのでしょうが、取扱っているメーカーがSEIKOなのでしょう。これではセイコーの時計が正確だと宣伝しているような屋号で、なかなか絶妙な看板に仕上がっています。
ムーブメントがクオーツになってから月差±15秒以下と、格段な時刻精度を腕時計に求める事ができるようになりましたが、その開発は超小型化、対衝撃性、省電力化による電池寿命の長寿命化などの様々な課題が見つかり、かなり難航したようです。
世界で初めてクオーツ式腕時計を販売したのが件のセイコー。しばらくしてセイコーはクオーツ式腕時計に関連する特許を公開します。それにより一気に他メーカーが参入し、低価格化も手伝って機械式腕時計の市場を塗りつぶして行きます。
いまや、クオーツ式が普通で機械式腕時計はマニア向けという状況となっていて、機械式腕時計の技術を維持伝承する事が逆に課題となってきてしまっています。かく言う私も通常使いはクオーツ式だったりします。