いやはや、こんなに手間取るとは。電子工作に費やす時間がないのも原因ですが、かなり苦労しました。
前々回、前回と引っぱったスピーカーミニラジオですが、ついに、筐体に組み込んで完成としました。今回は筐体にテイシンTB-54WG(ホワイトグレー)を使い、かなりいままでのポケットラジオ的様相からはずれて、しっかりと据え置きタイプになってしまいました。
とりあえず完成したスピーカーミニラジオ
なかなか紆余曲折があったが、まずは完成
筐体サイズからはミニラジオとは言いがたいサイズになってしまった
今回は(も?)完成までにいろいろと紆余曲折がありました。基板を組んでいる最中に部品位置の干渉があって変更をトライしたりとか・・・。
今回はスピーカーの音出しの穴に気合いが入りすぎています。多少のゆがみはありますが、これだけの穴をグリグリと開けるのはなかなかつらい作業でした。あまり勢い良くドリルを掘り下げると部材が溶けてしまい、きれいな穴に仕上がりません。
どうもスピーカーのマグネット部分とトランスの位置が干渉してしまい、なかなか収まりがつきませんでした。先に基板を設計する時にもっと考えて部品配置をすれば良いのでしょうが、浅知恵が災いしていつもツケがあとからまわってきます。
こんどはケースの配置設計から始めるようにします。
市販のラジオの場合、スピーカー回りに基板が取り囲んでいたりしてなかなか、うまい配置になっているのですが、今回はまず基板ありきでケースを探すというなんとも本末転倒的手順だったのが最後まで災いしました。
基板付近のアップ
バーアンテナの取り付けリードを基板にハンダ付けして固定
しかしながら、けっこうガンガンと鳴りますし、感度もそこそこ。ケースに入れたおかげでスピーカーから出る音もまともな音になりましたので実用性も十分あると感じています。しかし部品代を考えると「絶対に」買った方が安いです。間違いありません。
ま、作るのが目的ですので、お金にとやかく言わないのが趣味で作る言い訳でしょうか。とはいえ、財布の中身が軽くなるのはいかんともしがたい問題です。あ〜ぁ。