隻眼のタコ。
たこ焼き店の看板
伊達政宗公をモデルとしたタコ。
たこ焼き店なんで、よくよく考えると結局自分が食べられるんですけど、そこはツッコミ無しですかねぇ。
「独眼竜」の異名を持つ政宗公ですが、戦で斬られたための隻眼という逸話もありますが、実際は天然痘による失明が本当のようで、眼球は残っていたと推測されるそうです。
兜の三日月は星を神格化した妙見信仰の延長で月への信仰もありました。
妙見信仰は星宿思想から北極星を神格化したものです。北極星(北辰)を天帝と看做したものに仏教思想や道教、密教、陰陽道などの要素が入り込み妙見菩薩が出来上がりました。
像容は1つに固定されていないようですが、右手に刀を持ち振り上げ甲冑を着けた武将姿で玄武に乗っているものもあり、そのあたりも影響があったのかもしれません。
同じ隻眼の柳生十兵衛(柳生三厳)と並び、色々と逸話も多く現代でも人気の高い伊達政宗公ですが、まさかたこ焼きのモデルキャラになるとは思っても見なかったのではないでしょうか。草葉の陰で恥ずかしい思いをしているのかもしれませんね。