茫然自失の美味さ。か?
「兎鶏(うっとり)」
あまりにも美味しすぎてうっとり、ぼうっとしてしまいます。恍惚となります。
ぐらいの勢いなのでしょうか。
有吉佐和子の映画にもなった小説「恍惚の人」で本来の意味が転用されてしまった事から「ボケている=恍惚の人」の意味で使われるようになってしまいましたが、本来は「うっとり」と同じで美しいものなどに心を奪われてしまい我を忘れる状態の事であり、認知症の状態ではありません。
この転用で「恍惚老人」などと「恍惚」にとっては不名誉な用法が定着してしまったと言えるでしょう。
至福の料理を頂いてうっとりしてみたいものです。