めくると下から何か現れるのでしょうか。いや、それはカツラか。
髪芝居
資生堂ゾートスサロンという但し書きが付いています。
資生堂が化粧品会社というのは一般認識なのでしょうが、1934年に資生堂美容室を銀座に開店、その後渋谷に総合美容サロンの1号店を開店し、女性の「美」をサポートし続けている資生堂。それらのサロン専用の商品を扱う業務用品営業部の設立、プロデュースまで行うサロン事業部へと発展します。
その中でもヘアサロン専用のブランドが「ゾートス」であり、この但し書きの由来となっています。
その後、スキンケアブランドの「カリタ」や資生堂美容室株式会社などのサロン関連の事業を統合した資生堂プロフェッショナル事業部が出来上がります。そして、化粧品事業に続く商品・市場の展開としてこれらのサロン関連の事業展開を積極的に進めているとのこと。
私は男性ですので女性の美の追求云々はあまり気にかけた事は無かったのですが(苦笑)、売らんかな主義ではなく市場を醸成して顧客自身も向上する手法は女性心理を上手く捉えた展開だと感心します。
で、店名が駄洒落というかなんというか。理髪店の「髪切虫」なんかと同じ印象を受けますが、なんとなく無理を感じるのは否めません。もっとも、女性の化粧は「化ける」「粧い」ですから、芝居の役になりきるとも思えます。ヘアーメイクもその一端なのかもしれませんね。