冷え込んだせいもあり、参加者の出足が遅かったです。
製作体験会会場
共立電子作業本社1Fセミナー室
会場の様子
今回は開始の11時には3人でスタート、その後徐々に参加される方が来場して昼過ぎにはほぼ満席になるという遅めスタートな製作会でした。寒かったせいもあるかもしれませんが。
なんとなく「いつもの顔ぶれ」になりつつあるオーディオキット製作体験会ですが、今回は両日とも新規の参加者がいらっしゃいました。
フルデジタルアンプを製作される方とMUSES8920を使ったHP_8920_AMPをベースに筐体に組み込みを行っている方。どちらも製作を完了し、完動を確認してお持帰りになられました。ヘッドホンアンプを製作された方はその音質に驚かれており、次の製作に意欲を掻立てられたようです。
いろいろ組み合わせ
DiGI Fi誌ののDD/AD基板、DA基板、Stereo誌のLXA-OT3アンプ基板、USBアイソレータにRaspberry PiでAirPlayを組み上げています。
LXA-OT3のオペアンプは4558D実装されているのですが、LME49860に換装したそうです。
スピーカープロテクタ
アンプとスピーカーの間に入れて、アンプのポップノイズをスピーカーに伝えないようにするデジットのスピーカープロテクタキットのAC電源タイプ。怪しいアンプ(笑)には必須の装備かもしれません。
チップ部品オンパレード
(キチクロZ)
1608の表面実装部品が痛いバランス駆動ポータブルアンプキットのキチクロZですが、ついに基板が完成したようです。LME49600は使ってみたいデバイスなのですが、この基板は手強過ぎます。くしゃみしただけで部品が飛び散って紛失してしまいます。
エフェクター電源BOX
006Pを使うエフェクターですが、結構電池喰いだったり、アダプターを挿そうにもコンセントが無理などの理由で複数のエフェクターを同時に使いたい運用に制限がかかります。
それを解消するために+9Vの電源を複数の出力を出す事によりDCプラグ電源ケーブルだけでスリムに接続できるようにするための電源ボックスを製作されていました。
全部で8出力ありますので、相当の事が無い限り大丈夫そうです。
イコライザーアンプ
オペアンプを使ったイコライザーアンプ。
ショートピンを使ってゲインを変更できるようにしてあります。なかなか苦労されていました。
STK4132IIアンプ
ハイブリッドパワーアンプデバイスのSTK4132IIを使ったパワーアンプ。
周辺回路がそれほどの規模でもないとの事から今ではあまり使わない平ラグ板で組んであります。電源はスイッチング電源を2つ直列接続した正負電源でコンパクトにまとまっています。
コモンモードチョークと10000μF×2の電源デカップリング部が力強い感じがします。デバイスそのものは金属ケースに取付て放熱版を背面に付けてあります。たぶん20W+20Wは確実に出せそうな感じです。ICとの配線に時間切れとなり音出しとなりませんでしたが完成が楽しみです。
オマケ
スタッフの力作
今回のスタッフの力作は前回の音箱が別バージョンでアップグレードされていました。確実に進化しています。
マイク入力でデジタルデータ化した(サンプリングした)音を元にピッチを変えて音階を奏でるという機能を実装。ソースの音源を選ぶセレクタのロータリエンコーダと2桁7セグLED、サンプリング音源の録音/再生/消去の選択スイッチ、入力レベルメータなどが作り込まれ、さらにLFOで再生時の効果までつけられるというスーパーマルチな音源箱となっています。
前面パネルがベーク板というのが相変わらずですが、なかなか「味」があって宜しいのではないでしょうか。
今回は製作しようと思っていたものがなかなか手が付かず、基板上レイアウトを検討途中で頓挫してしまい進捗がありませんでした。頭が回らないので、筐体加工等の方に集中することに。とほほです。
今回も会場の設備やら清掃やらお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
スピーカープロテクタのケースがタッパーというのが、自作感を・・・。
加工が楽で100円ショップで調達できるためお手軽・・・との事でした。
シールド効果は全く期待できないのが難点ですが、中身が全部見えているのが良いかと。