アサヒビールの前身である大日本麦酒時代からのコーポレートマーク。
酒屋の看板
なかなか古い味のある看板です。
財閥解体法で分割された大日本麦酒時代にあったブランドで西日本を中心に販売されていたアサヒビール。そのトレードマークがこの看板の中心にある波頭に朝日のマーク。
設立当時は大阪麦酒会社だったのですが、後に株式化し大阪麦酒株式会社に。その後、大阪麦酒、日本麦酒、札幌麦酒の三社合同により大日本麦酒株式会社が設立されました。
戦後の財閥解体により西日本を販売基盤としていた元大阪麦酒が分割解体された大日本麦酒から朝日麦酒として設立されました。
昭和64年になって朝日麦酒株式会社はアサヒビール株式会社に社名変更、平成23年に現行のアサヒグループホールディングス株式会社となります。
現行のAsahiロゴのコーポレートマークは1986年に変更されました。「赤い朝日」のマークであったイメージを基本的に変えてロゴマークとしたのです。赤から青への大変身もあり現在のイメージに定着しています。
古いマークの看板を見る機会はかなり少なくなりましたが、ビールの方は復刻版等をたまに出すので目にする機会もあるのではないでしょうか。
ちなみに向かって右側は「白鶴」で左側は「正宗」。ただ「正宗」は菊の絵がついているので菊正宗かもしれないのですが、ヒゲ文字は本家の「櫻正宗」と同じで、多数ある「正宗」のどれかは私には特定できませんでした。
現在は商標登録制度によりなかなか簡単には使えないようです。