183系のリプレースで導入された車体。
モハ380-1046
撮影2015年8月
写真を一目見て分かるようにもとの車番はモハ380-46です。元からあった銘板を外す事無く車体色で塗りつぶし、別の場所に新たな車番をつけています。
元々183系で運用されていた「こうのとり」「きのさき」ですが、これを完全に置き換える形で287系とともに導入された車両です。
2013年3月からの運用開始当初は振り子装置を作動させず(固定されていた)運行していたのですが、新型車両だった287系との乗り心地の差があまりにあったようで、乗客から評判が良く無かったとのこと。そのため振り子機能を復活させて運行させる事になったのですが、当初の設計値である5°の傾斜を行うと、その車体の傾きに対応できていない地上設備に支障が生じる事から最大角度を3°に抑制しています。
この改造により、元の車番に1000を加えたのが381系1000番台です。
特徴的なのは車番表示。始めにも記載しましたが元番号の番号銘板を取り外して補修処理を行わずに車体色で塗りつぶして、隣に新しい車番をステッカー型のもので貼付けしています。
残念ながらこのFE661編成のモハ380-1046は2016年7月に吹田へ廃車回送となっており、現行での運用は無い模様です。287系の順次導入に伴う入換えが進んでいるという事でしょうか。