なんとラクチンになっていました。
Raspberry Pi Model B+
USBとEthernetのコネクタの外面に段差があり、筐体内に組み込みを行った場合のコネクタ部の処理が悩みどころだったRaspberry Pi Model Bでしたが、以前のVOLUMIOのインストール諸々でだいたい使いどころが分かったので、後から出たModel B+を購入して同様のAirPlay環境を再構築しようといろいろ調べながら作業してみました。
最近日本橋に行く機会も時間も取れずの状態なため、仕方なくスイッチサイエンスから通販で購入してしまいました。午後一番ぐらいで注文を掛けたのですが、翌日にはネコポスで配達されてきました。速い!
とまあ、あまり調べも考えもせずに勢いでRaspberry Pi Model B+を購入してしまいましたが、いろいろとModel Bとの差があって用意していた機材類が目論見と違って焦りました。1A程度の出力のAC-USBアダプタではちょっと足りないようで、大きな電源容量のものを用意。ブートメディアが通常サイズのSDからmicroSDに変更されています。そのためゴソゴソと昔に買い置きしていた4GBのmicroSDカードを探し出す羽目に。
HDMI-DVI変換ケーブルやUSBのWi-Fiドングルはそのまま流用して作業を始めます。
現在のVOLUMIOはVer.2.0となっており先の1.x系に比べてユーザーインターフェースも含めて大幅に変更されています。Raspbianのイメージから順次インストールしてセットアップするのもいろいろ勉強になって良いのですが、横着してVOLUMIOのサイトに用意されているディスクイメージを使用してみます。
micorSDカードへの書込みまでは前回の記事「Raspberry Pi – VOLUMIO」と変更がありません。2016年10月現在のRaspberry Pi向けのイメージはVer. 0.979(2016-08-10)ですので、ダウンロードしてZIPを解いてディスクイメージにしてソース指定し、書込みを行います。
前回同様、HDMI経由でディスプレイをつないでUSBキーボードを使って確認とセットアップを行いますが、今回は「使うだけ」なら、ほぼ何も設定することがありませんでした。
インストール後にUSB Wi-Fiはそのまま接続可能で、すぐにAirPlay可能な状態。アクセスポイント化するデーモンのhostapdもDHCPサーバーもどちらもすでにインストールされておりデフォルトで起動します。
USB-DACもそのまま認識して、http://volumio.localでアクセスしたVOLUMIOからプレイバックオプションの出力デバイスにあるDACを選択するだけで再生音がDACから出ます。
日本語画面にもAPPERANCEから言語を日本語に選択する事で変更できます。
試していませんがI2Sに対応したGPIOコネクタのドーターボードタイプのDACであれば普通に認識して選択する事ですぐに利用できると思われます。
正直かなり拍子抜けしました。簡単すぎる。これは利用しなきゃ損ですと言い切れるぐらいです。
注意する点はすぐ利用する事が前提になっているため、無線LAN関連のセキュリティがデフォルトでは誰でもアクセスできる状態になっており、さらに暗号化もなされていませんので、盗聴されるとツーツーです(苦笑)。
ここはコマンドラインでログインして、設定ファイル(/etc/hostapd/hostapd.conf)を変更し、セキュリティを上げておく事をお勧めします。
残ったModel Bは以前から気になっているSDカード形式Wi-FiのFlashAir 32GBを使い、SDカードメモリ側に音楽データを入れ、スタンドアローンのミュージックプレイヤーとしても利用できるように仕立て上げてみようと思います。たぶんVOLUMIOの本来の使い方はこちらかと。
MoodeAudioPlayer 2.7の
APモードを試してみようと考えています。
(Volumio2は未だインストールしてませんが…)
そのままAPモードになるようですし、I2Sも対応していますし、moOdeもなかなか良さそうですね。
今度、試しにセットアップしてみます。他のMPDはあまり調べたことがありませんでしたので、情報ありがとうございました。