放射吸収

 放射線の吸収線量の単位。
ラド
 ラド
 物質1kgあたり0.01Jのエネルギーを吸収したときの吸収線量が1ラド(rad)です。SI単位系のグレイ(Gy)は物質1kgあたり1Jのエネルギーを吸収したときの吸収線量を示しますので、SI単位系で表現すると0.01Gyとなります。
 放射線の線量を示すには多くの単位があって混乱しそうになります。ラドとグレイは物質という定義ですが、シーベルト(Sv)は等価線量と実効線量の単位で使われ、対象は人体です。また照射された放射線の総量を表す単位にレントゲン(R)があります。特にシーベルト(Sv)の場合は特定臓器を対象とする局所的な被爆線量である等価線量なのか、被曝による放射線障害にいたる確率的な実効線量なのか記載がないと判りません。
 物理の世界ではラドが用いられたのでしょうが、人体を対象とする場合はシーベルトを用い、医学的な意味合いで使われる事が多いのであまり聞かない単位となってしまいました。また、単位系にCGS単位系からSI単位系に切り替えた事により旧単位となり、現在ではグレイが使われています。
 なお、放射線を用いた医療で照射線量などは桁が違う線量で被曝するためシーベルトではなくグレイを用いるそうです。
 このお店の場合は癒しの放射線が満ちていて、店に居ると癒される・・・のでしょうか。

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