昭和な感じです。
レトロゴミ箱
戦後のはじめの頃にあった町内のゴミ箱の名残ではないかと。
東京オリンピックを迎えるにあたり当時の街中のゴミが氾濫する状況を打開するために塵芥収集の強化と街そのものの清掃強化がなされた時代に生まれたと思われるゴミ集積場の前身となるゴミ箱。
各戸のゴミ箱がなく、ポリバケツが普及する前にこのようなその区画のゴミを集積するゴミ箱が設置されていました。上の蓋を開けてゴミを投入、塵芥収集では手前の部分を外してまとめて取り出すことができるという結構機能的なゴミ箱なのです。
最近はポリバケツもなくなり、破れにくいゴミ袋で中が見える状態で出すことがほとんどですが、この集積ゴミ箱と素早い塵芥収集でハエが一気に激減したのも事実です。このようなゴミ収集を境に日本は一気に清潔な街並となりました。
この時代でこのゴミ箱を見ることは稀でしょうが、その昔を知る人にはかなり懐かしい物件ではないでしょうか。