閉館して京都へ。
交通科学博物館
看板がしばらく残っていましたJR西日本大阪環状線の弁天町駅に併設してあった交通科学博物館。梅小路に新設された京都交通科学博物館にその収蔵品等が移り、こちらは閉館となりました。
たしかに京都交通科学博物館の方が広いこともあり展示スペースもあるため多数の展示品を一度に見ることができます。なにより、京都交通科学博物館は館内が明るい(苦笑)。
しかしながら弁天町にあったときからの課題でもあったのですが、その膨大な収蔵品をどう展示するかなのです。実際に環状線のガード下につらなる倉庫にはそれこそ山のような収蔵品が眠っており、展示されているのはその一部。企画展等で一時期は表に出るもののほとんどが倉庫の中。フィルム等の映像記録も多数ありますが、デジタル化の予算がなかなかつかず劣化が危惧される状態のものも。
車両等の大物は移動が大変なのでおいそれと出したり引っ込めたりできません。
どこの博物館・美術館も同じ課題を抱えているようです。いかに収蔵品を増やしつつ展示を行うかというジレンマ。