大阪ではメンチを切るというと、ガンを飛ばすわけですが。どっちもわからない?
ミンチ肉を使ってコロッケ状にまとめあげてあげたカツをミンチカツと言います。
しかしながら、この「ミンチカツ」、どうも関西だけの呼び名の様でして、関東に行くと「メンチカツ」と訛る(笑)のです。
大阪でメンチと言えば切るモンであり、喧嘩を売る手っ取り早い手段なのですが、関東ではメンチといえば美味しいやつなわけです。
最近のミンチカツはミンチ肉だけではなく、なぜかジャガイモコロッケのミンチ肉まじりのような状態でもミンチカツと称して売っていて(値段が安いのでたいてい判るものの)食べるとがっかりすることもあります。
で、ミンチカツの中身はというと・・・
まずミンチ肉ですが、デフォルトは合挽ミンチなのです。大阪でミンチというと合挽を指す場合がほとんどです。肉というと牛がデフォルトの関西にあって、ミンチはどういうわけか牛のみでもなく、豚のみでもなく合挽なのです。鳥のミンチはちゃんと鳥ミンチと呼びます。かしわのミンチとも言うかな・・・。
この合挽ミンチとタマネギなど(店や家によってはキャベツだったりします)の野菜のみじん切りと一緒によく混ぜて塩・こしょうで味付け、ハンバーグのような小判型に丸めて溶き卵、パン粉を付けてラードでカラリと上げると出来上がり。
そのままよく考えるとハンバーグのカツと言えなくもありません。
関東の方、くれぐれも大阪で「メンチ食べたい」とか言わないでください。結果は保証しませんよ!