始まりと終わり

 一般的には「阿吽」を使いますが、こちらも正しい。
阿呍
 阿呍
 どの世界でも神秘的な響きは音声によるものであり、初めと終わりを示すものがあります。
 新約聖書の「ヨハネの黙示録 21章6節」に「私はアルファでありオメガである、最初であり最後である」とあります。ギリシャ文字の最初の文字”Α”と最後の文字”Ω”を用いて示された言葉です。
 密教用語であるこの「阿呍」も同様で梵字の12ある字母の初めの「阿(a)」と終わりの「呍(hum)」で、万物の初めと終わりを象徴しています。また、「阿吽の呼吸」という成句では息を吐く(呼気)と吸う(吸気)を示して、互いの気持ちの一致を表す言葉としても使われます。
 このお店でも主客の阿吽が一致して、互いに良い時間を作ってくれるのかもしれませんめ。

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