話題に上がって気付けばこの状態。
汐見橋駅
以前にご紹介した汐見橋駅の改札上に掛かっていたぼろぼろの観光案内図が撤去されてしまっていました。
これは事前に告知も何もなされていなかったらしく、けっこうすったもんだがあったようです。イベントで南海電鉄がこの観光案内図を切り売りしていたようで、この販売についても鉄道部品の販売と同じ扱いで事前告知もなく損傷が激しい部分を廃棄した上でバラバラに切り分けられて売り出されてしまいました。
観光案内図は昭和30年代に作成された物で、南海高野線始発駅としての汐見橋駅に路線沿線の観光案内として掲示されていた物です。一部が破れて剥落していたり損傷が激しく、なんの修復やメンテナンスもされずに放置されていたのですが、南海電鉄はこの観光案内図に文化的価値を見いだせていなかったようです。
夜の撮影で見にくいかもしれませんが、観光案内図は完全に撤去されペンキで新たに壁を塗り直してきれいサッパリ痕跡すらありません。
確かに外野の勝手な想いではありますが、さすがに残念な印象は拭えませんが、もうすこし何とかならなかったのかと悔やまれます。