武士は食わねど

 じっと我慢です。
呑み処「サムライ」
 呑み処「サムライ」
 旗本というと貧乏なイメージが時代劇でついてしまっていますが、実は旗本は将軍に拝謁できる身分の上級武士なのです。
 よく傘張りしていたりの内職をしているシーンを見ることがありますがこれは本当で、貨幣経済の発達による上がった物価に対して石高という固定給を米で支払われていた武士達は相対的に貧乏になってしまいました。
 そのため平和になった時代ではお勤めとして毎日登庁する必要もない武士たちは暇を積極的に活用して内職等で副収入を得るようになっていったのです。その内職には実際に傘張りもあり、複数人が共同で作業を行う等、組織的に請け負っていた人たちもいたようです。
 「武士は食わねど高楊枝」と揶揄されますが、実際に貧乏な武士も多く、厳しい食生活を強いられていたのは確かなようです。
 日頃は質素にしている武士達でもたまには外で飲食をすることがあり、その時はさすがに御馳走を口にする事が出来たようですね。
 そんなサムライ達も息抜きできる場所なのだろうか、と。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA