大切なもの。
ふうみや
風味とは舌から感じ取る味覚だけでなく鼻腔で感じる香りも含めた複合情報として感じ取る食物の味です。
食べ物・飲み物の味は風味に含まれる味覚と嗅覚で得られる情報以外に、対象物の形状や食感、温度のほか、食器と口の接触する間隔や色彩等の様々な物理的情報が加わることで曖昧な情報として処理されます。
もちろん、食べ物の味は味わう側の体調や、直前に食べていたものでもその時その時で大きく左右される非常に絶対評価になりにくいものです。
風味という言葉、最近は「〜の味」として使われる事が多く、もはや濫用されている感があります。元々の風味を付けられる食材とは全く異なる風味を加える事で「〜風味」として銘打って販売している物の中にはベースの食材とは斜め上を遥かに超えて別の島宇宙ぐらいの距離がありそうな物もあったりして「なんじゃそら?」的なものも…。
「座らない酒場」と落款風味の箇所にありますので、立ち呑みですね。
などとつらつら書いてみましたが、実は「風味屋」ではなくお店の名前は「風宮」だったのです。
ぜ、全然関係ないなんて言わせないんだからね!(笑)