いまやすっかりポピュラーなつけ麺。
創作中華
使い分けが厳密にされているのかはよく解りませんが「中華料理」というのは日本の物、「中国料理」は中国の物だと認識しています。
最近よく見かけるヌーベルシノワ(nouvelle chinois)ですが、新しい中華料理の事を指す和製フランス語で、フレンチの分野で中華料理の技法を採用して創作を行った料理です。
対して創作中華は一般的に中華料理の技法をベースに素材・調理法や盛りつけにフランス料理やイタリア料理等の西洋料理の技法を採り入れたものです。
元々の中国料理には無かったつけ麺も言わば創作中華とも言えるでしょうか。
1970年代にブームが訪れた後、すっかり定着しており、「もりそば」とか「つけそば」という呼称もあります。元々はざるそばのように茹でた後に洗ってぬめりをとった麺を用いるタイプから派生して麺が温かいままで提供するものも現れ、区別するために「あつもり」という呼び名も生まれました(麺が冷たいのは「ひやもり」)。
つけ麺はラーメンという大きなジャンルの中の一角を占める認識が一般的ですので、全く違う物かと言われるとかなり微妙かもしれません。