小物工具(#29)

 久しぶりにまともな計測器を購入しました。

YOKOGAWA 73202
 YOKOGAWA 73202

 計測器セールをしていたのでFLUKEの107と比べてだいぶ悩んだ挙げ句に使っていたカード型テスターがYOKOGAWA製ということもありこちらを選択・購入。
 ハンディタイプの4000カウントデジタルマルチメーター、DC V測定レンジで入力インピーダンス10MΩ以上、測定確度も0.5%と言う事で十分です(比較対象だったFLUKE 107は6000カウントで0.5%なのでそちらの方がちょっと性能が上)。
 以前、オペアンプを使った製作物の電圧チェックを行っていた時に、爆安デジタルマルチメーターでは測定インピーダンスが小さ過ぎてまともに計測できなかった時に唯一使えたのがYOKOGAWA製のカード型デジタルマルチメーターだったのです。昔の開発職にいた当時に先輩から頂いたのですが、この時ほどまともな測定器が有難いと思ったことはありませんでした。
 普通に使う分には問題が無いのですが、ちょっと特殊な条件だと爆安テスターのチープな測定回路では太刀打ちできない状況があります。確度が判らないので表示値の誤差がどれぐらいあるのか不明、低抵抗測定でテストリードをショートしてもゼロ表示にならないとか、先のように高インピーダンス回路での電圧測定などは使い物にならないのです。まあ、値段が値段ですからちょっとした測定で良い場合は気軽に使えるのですが、シビアな測定をする状況ではちゃんとしたテスターが必要です。
 あまり持ち運ぶ事は無いと思ってベンチトップ型のデジタルマルチメーターとも考えたのですが、性能なりにやはりお値段も高いですし場所もとります。ということで、お片付けが簡単なハンディタイプにしてしまいました。
 恥ずかしいお話で、まともなテスターを購入したのは高校時代に三和電気計器のアナログマルチテスターを購入して以来だったりします。

2件のコメント

  1. おひさしぶりです、お約束のBINGEです。
    デジタルテスターですか・・・。アナログテスターでやりがちな、測定レンジの調整が自動なのいいですね・・・。コンセントを計測する際に、手動で(グリグリグリ←ダイアル回す!)AC200V←よし!(ジェスチャー!←駅員風!、がはは!)
    こんな調整まちがって1mvレンジとかやったら、一発アウト!(運が悪ければ、もれなく、花火ショー!)バン!←終了!(あっけなく終了!)
    それでは

  2. デジタルテスターはオートレンジのものがやはり安全です。というかそれに慣れてしまっているのでレンジ切替のあるデジタルテスターなんて!くらいに思っていたりします。
    アナログテスターは昔に使っていた事もあり、測定対象が解らない場合や怪しい場合は最大値の高いレンジから測定して下げて行くという手順が染み付いています。
    一度バン!ってやってますので(苦笑)

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