屋号とはまったく正反対に地味な普通の喫茶店。
歌舞伎
出雲のお国による興行が始まりで、過去には女性が演じる女歌舞伎や少年達による若衆歌舞伎などがありましたがいずれも風俗紊乱を理由に禁止されてしまっています。
本当は「傾き」の当て字で、新奇や異様な身なり・行動をする意味の言葉でして、いまの「歌舞伎」の文字は明治以降に当てられた字で、それより前は「歌舞妓」の字が当てられていたそうです。
屋号は派手派手しいイメージですが、店の造りもメニューも普通のおちついた昭和な喫茶店で、変なファッションの人が集っているとか、奇行に走るひとが出入りしているわけではありません。唯一イメージが違う点と言えば喫茶店を名乗っていますが洋食屋と言った方がよい点でしょうか。
決して傾き者の集まる店ではありませんので。