最近はこういうデバイスが減ってしまいました。
レベルメータ(検証中)
手持ちでストックしてあったディスコンのレベルメータICであるTA7366Pを使った5点レベルメータ。
ディスコンデバイスのデッドストックというのはシャレにならないですね。動作確認の為に久しぶりにブレッドボードで組んでみました。
昨今は組み込みMPUで処理をする事が多くなったので、このようなレベルメータ特化デバイスは徐々にディスコンになっていってしまっています。レベルメータ用ディスプレイドライバーとして有名なTIのLM3914はまだまだ生き残りそうですが、いまやワンチップMPUの方が安価だったりして今後は大電流が取り扱える等の代替できない機能が付与されない限り生き残りは厳しいかもしれませんね。
当該デバイスも、かな〜り昔に購入したままデッドストック品だったので、この機会に使ってみようと思って引っ張り出してきましたが、海外のサイトでもTA7366P入手するのはかなり難しいかもしれません。松下のAN6884やそのコピー品のKA2284などであればまだ入手しやすいでしょう。
このデバイスは電池動作機器用に使っていたのでしょう。電源電圧も4〜12Vと幅広い範囲で使用でき、外付け部品もゲイン決定の抵抗2本と電流制限の1本の計3本、VREF用と入力のDCカットのコンデンサー計2本と非常に少なく済みます。動作電圧の幅広さと外付け部品の少なさは専用アナログでバイスならではですね。
LED点灯はデータシート記載の定数だと-16/-11/-6/-3/0dBで点灯します。
外付け回路を付ければ周りの明るさで減光する等もできそうですが、今回は省略してデータシートに記載の回路・定数のままで試してみました。
動作させた感じでは全点灯するにはゲインがすこし足りない感じがしますが、正しく2VRMSの信号でテストしていませんので「感じ」だけかもしれません。
とりあえず別件で進めている小型ミキサーのためのレベルメータとして基板製作へと進めていきます。