重錘式。
架線の張力調整装置
架線はパンタグラフが通過する際に下から押し上げられます。それに対して規定の張力をかけてパンタグラフと架線をしっかり接触させるようにします。
架線に一定の力をかけて引っ張る事で撓んだりパンタグラフからの応力に負けない様にするのですがその仕組みの一つがこの滑車とつりあい錘で力をかける重錘式(じゅうすいしき)です。
張力が小さいと架線が垂れ下がって撓んでしまいパンタグラフの通過で負荷が掛かって無理な応力がかかって切れやすくなります。例えば新快速だと営業絵運転最高速度は130km/hもあるので撓んでいると架線が波打ち残存応力で切れてしまいますし、架線の張力が大きすぎると架線が引っぱり力に負けて破断してしまいます。そのバランスが大切で適正値はどうなのかと。
ちなみに在来線では9.8 kNの張力に設定されているそうです。
ほかには最近施設される事が多くなったばね式のものもありますが、まだ撮影できていませんのでご紹介はまた別の機会に。