一般名「タナゴ」です。
ぼてじゃこ
「じゃこ」だけだと関西では「雑魚」の意味になりますが「ぼてじゃこ」は琵琶湖に生息するタナゴ類の事を指します。テレビドラマのタイトル「ぼてじゃこ物語」にもあったので記憶にある方がいらっしゃるかもしれません。
琵琶湖でイチモンジタナゴ、シロヒレタビラ、カネヒラ、ヤリタナゴ、アブラボテなどを指す総称として使われます。お腹が膨らんでぼてっとしているからそう呼ばれるとも。
琵琶湖のタナゴ類はブルーギルやバス等の魚食性の魚によってその数が激減してしまいました。また外来種であるタイリクバラタナゴとの競合もあり環境省のレッドリストには絶滅危惧種となっています。
捕獲禁止による保全だけではなくバス類の駆除を行ったりしていますが、減少傾向になかなか歯止めがかからないのが実状です。
街中の喫茶店も跡継ぎ問題などで、こちらも絶滅危惧に曝されていると言っても過言ではないのかもしれません。