ちょい自作ケーブル。
DIN-TRSケーブル
ずいぶん前に本体のNTS-1を購入していたのですが、やはり単体で遊ぶには本体付属の鍵盤では無理があるので外部機器からMIDI経由で動かす方が楽です。
しかしNTS-1のMIDI端子は通常のDIN5ピンの端子ではなく、3.5mmのステレオ・ミニ・フォーンジャックが用意されててそのままではつなげません。市販のDIN-TRSケーブルもあるにはあるのですが、購入するのを躊躇われる金額だったので、これは自作すべき!と発起して製作しました。それほど気合いを入れるような物でもありませんけど(笑)。
NTS-1 端子パネル
堂々とMIDI-INと記されたジャックがあります。こいつにMIDI信号を流してやれば外部機機器から演奏できるようになります。
ケーブルの接続
この3ピンで接続するのはMIDIの規格からすると当然すぐに行き着くべき物だったとおもいますが、なぜか古式ゆかしきDINのコネクターを装備している機器がほとんど。接続制を考えると古い規格のコネクターを残しておかなければならないのでしょう。
さて、新しいこのTRS接続ですが、採用したメーカーで規格が統一されておらず独自規格としてしまったために2種類存在します。
MIDI入力はフォトカプラで受けるのですが、GND以外の2本の線からTRS端子に接続する極性が逆の場合があります。さすがにどちらがどちらと表記しなければならない状況になってMIDIの規格として制定されましたが、この極性が逆に接続されているおかげでタイプAとタイプBという2つの規格になってしまいました。既存の製品を出しているメーカーからすると後発製品に互換性が無い状態にするのは無理だったのでしょう。結果的に2種類の接続がある2つの規格が出来上がってしまったのです。
KORGの場合はタイプAの規格を採用しているので上記の写真のような接続になりますが、タイプBを採用している場合はDIN側の5ピンと4ピンの接続が逆、もしくはTRSプラグへの接続でチップとリングが逆になります。
作って完動したらどうという事は無いのですが、5ピン側の規格の表示がメスコネクタで表記されていて悩みました。規格の詳細はこちらを参考にして下さい。
市販品が結構なお値段のものもありますが自作すると数百円も掛からないと思います。
MIDI-TRSケーブルをお持ちでない方は、自作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。