タイトル、まったくわかりませんね。「こて」か?「てこ」か?です。
大阪名物のお好み焼き(広島名物は広島焼ですよ!と広島の人に言うと激怒されます)。
で、大阪でこのお好みを食べる時の事なのですが、なにやら最近はすでに一口大に切ってくれて席に箸が添えてある店があるのですが、なんかちがう。
ましてや切った物を皿の上に載せて運ばれて来ようものならお好み焼き以上に頭から湯気が出てきそうになります。
大阪人の正統的な食べ方はまず、焼いてもらっている大きな鉄板の前で座って食べる。間違っても座敷で鉄板なぞ無い部屋で皿の上に乗せてもらってはなりません。
で、次に食べ方ですが、鉄板の上でお好み焼き返しの小型のものを使って、ちびちびと切り出して食べるのです。決して箸を使うような不細工なまねはやめましょう。大阪人たるもの、このお好み焼き返しの小型のものを使ってダイレクトのアチチを口に運ぶのです。それが、また美味しいのです。
ここでわざわざ「お好み焼き返しの小型のもの」という実に回りくどい表記をしたかというと、この器具の呼び方が2種類ありまして、「コテ」と呼ぶ人と「テコ」と呼ぶ人の2種類に分かれまして。互いに「いや、これはひっくり返すんやからテコや!」とか「ちゃうちゃう、これはコテでええねん!」と互いに譲らないのです。
器具としての正式名称は「起金(おこしがね)」と呼ぶそうですので、どっちゃでもええやん?となっても良さそうなのですが、どうも両者とも譲らないようですね。
その他広島では「ヘラ」、東京では「ハガシ」(これはもんじゃ焼きの影響か)など他の呼び方もあるようですが、大阪では「コテ」か「テコ」です。
この名称の言い争い、まるでCPUのリトルエンディアンとビッグエンディアンの戦いのようで、決着はつきそうにありません。
「大」を道具屋筋で買ってきました。
http://blog.zaq.ne.jp/igarage/article/2265/
「広島焼き」(モダン焼き?)なんて呼び方は、関西の人しか言いませんよ?
逆に広島では、こちらのお好み焼きのことを「関西風お好み焼き」と呼びます。ま、誰しも「自分の地域が一番だ」と思うから仕方の無いことでしょうね。
> 鋼さん
コメント有難うございます。
そうですね、広島に行った時に「関西風お好み焼き」と呼ばれているのを目にして、ご当地一番は何処も同じか、と思いました。
ちなみにモダン焼きは「そばのせ」と呼ぶ場合もありますが、現在では同じメニューを頼んでも店によってかなり違うモノが出てきて混沌状態です。