「指先まですりこむ」ではないかと。
アルコール噴射器
コロナ禍のおかげですっかりおなじみになった手指消毒用のアルコール噴射器。
手のひらでくぼみに受けてそれを延ばすようにして手指全体に「すりこむ」ようにしてアルコール液を全体に隈無く行き渡らせるようにして使用します。
コロナウィルスやインフルエンザウィルスのような脂質の膜で外郭が形成されているエンベロープウィルスと呼ばれる種類のウィルスには非常に有効で、脂質の膜を破壊する事によりウィルスが感染できなくなります。
石鹸やハンドソープ等の界面活性剤による手指の洗浄も同様に有効で、10秒以上のもみ洗いを行った後で15秒以上の流水でのすすぐ事により1万分の1に減らす事ができます。
アルコールによる手指の消毒はアルコール過敏症の方や手荒れが酷い場合、傷がある場合以外では即時に手洗ができないときへの対策として有効です。
「すりこむ」と「なすりこむ」は微妙にニュアンスが違い、「なすりこむ」には(悪い印象を対象に)おしつけるとか、接触後にの対象に何かを残すイメージですので「なすりこまれる」となんだか汚い物をこすりつけられるイメージが強くあります。
アルコールを「なすりこむ」のはなんとなく・・・大丈夫だと思っていても余計に汚染されそうなイメージです。