うわぐすり(釉)で焼き付けた看板。
並ぶ琺瑯看板
整然と並ぶ琺瑯看板。プラスチック製や金属板に印刷されたものなどになり、すっかり廃れてしまいました。マニア好みらしくコレクターも相当いらっしゃる様です。
ここはミシンの看板が多いので、ミシン取扱店だったのでしょう。
裁縫で使う「ミシン」ですが、「メリケン粉」と同じで英語由来の全く意味の違う日本と期して定着してしまっています。元々は縫製機械(sewing machine・ソーイングマシーン)の「マシーン」の部分だけのこって「ミシン」となってしまいました。
ミシンは精密機械で、多くのメーカーがありました。
ここには残っていませんが「シンガー」「ジャガー」「アイシン」「リッカー」「蛇の目ミシン」など多くのメーカーが存在しましたが倒産や併合等により少なくなってしまいました。ここに掛かっている「ジューキ(JUKI)」「セイコーミシン」「三菱ミシン」のどれも工業用ミシンメーカーなので、そのような用途のミシンの販売およびメンテナンスが得意なお店だったのかも知れません。