黒柳ではない。
信楽テツコ
信楽高原鉄道の駅舎エントランス横にある信楽焼きのたぬき像。
どうやら、コイツが駅長らしい(笑)。
信楽焼は鎌倉時代から続く大変歴史の古い焼き物なのですが、一般的にはたぬきの置物が有名すぎて本来の信楽焼そのものの認知度が薄いのが困りものです。
焼き上げ時の灰がかぶる事で自然の釉薬となるビードロ釉や焦げなどが特徴で、備前焼と同じく土と炎が織りなす侘び・さびの焼き物なのです。
有名すぎるたぬきの置物は案外歴史が浅く、原型は明治頃のようです。
過去にツーリングで訪問した時に写しておいた駅前の巨大たぬき像は高さが5.3mもあるとか。
信楽高原鉄道の車両(SKR310形 SKR312)
撮影2010年5月
実際のところ、信楽焼の全生産量からするとほんの数%以下なのだそうですが、イメージが付き過ぎているいるのもあり「信楽=たぬき」のせいか、信楽高原鉄道の車両にもたぬきが描かれていたりします。