指の先、爪の根元の辺りの皮膚が筋状にめくれていたいです。
そう、大阪ではこれは「さかむけ」です。皮膚が逆さ向きに剥けているから「さかむけ」なのですが、どうやらこれは大阪ローカルらしい、と、気付いたのはここ数年のこと。
世間一般では「ささくれ」と言うそうです。へぇ。
「ささくれ」はささくれ立つ、すなわち物の先端などが細かく割れたり裂けた状態の事をいうのですが、指の先にできたのもこういうらしい。
らしい、というのはその自覚が無かったからです。
「ささくれ」はちゃんと使います。折れた枝の先がささくれているとかちゃんと使います。
でも、指の先にできたものは「さかむけ」です。「ささくれ」となると、何やら大層な状態に聞こえます。
なぬ!「さかむけ」は標準語やないと?
今の今まで知りませんでした。
そやかて「ささくれ」だと意味が広くて用をなしませんよね。
だから誰が何と言おうと断固「さかむけ」です!漢字で「逆剥け」と書くとさらに痛々しさアップです。
思うに、「めばちこ」と同いで「さかむけ」エリアっちゅうのがあるんやないかと勝手に思てます。
「ささくれ」とムリに言わはるんやったら、「指のささくれ」と場所限定ですわな。
漢字で「逆剥け」っちゅうふうに書かれるとなにやらモゾモゾします。ごっつう痛そうですやん。かなんな〜(笑)。
思い出しました。小林製薬の商品に、その名も「サカムケア」というのがありましたよね。やっぱり全国的に「さかむけ」でOKなのだと勝手に解釈することにします。文句は小林製薬にということでネ。
サカムケア
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/sc/
ふっ、ふっ、ふっ。キャムたなさん。甘い!
製薬会社は本社が道修町にあるのが多いのですが、実態は大阪以外に研究所等がある場合がほとんどです。
しかし、小林製薬は研究所も茨木(大阪)、工場も大阪。
小林製薬は創業こそ名古屋ですが、どっぷり大阪の会社なのですよ。
と、ということはですよ、コバヤシセイヤクは、そんな方言かもしれないコトバを「標準語だ」と全国に主張している勇気のある会社ってことですね。
‥‥たぶん「ケア」と「さかむけ」のダジャレを思いついたとき「これしかない!いける!」と思ったのが真相でしょうね。
だいたい小林製薬はダジャレやヘンな名前の商品にあふれていますし、たぶんネーミングから商品を企画しているのでしょう。そのネーミングセンスで全国にファンがいる会社ですから。「おやすみくつ下とクリーム」とか「トイレその後に」とか。
いや、もう、ウケ狙いしかない。大阪弁だろうが何だろうが、「これだ!」というネーミングの商品を開発するんでは無いかと勘ぐっています。
ちなみに、小林製薬で私的にヒットしているネーミングは「消臭元(ショウシュウゲン)」。消臭する元なのか消臭する対象の元(消臭先?)なのかが微妙。
ダジャレだろうがなんだろうが大阪発全国区の笑い飛ばせるネーミングで今後も続けていただけると期待しております。
特殊鋼の歯車の突撃研究開発もそうとうなささくれの流通歴史、SCMにトランプエレメントを合金設計すればいいのに。
大同もそろそろ安来の電気製鋼が日本初だったことを認めては。
播磨のヘルシング部隊全滅。