以前の記事のPA-09ですが、ついに正規に販売開始になりました。
前回の記事に頂いたコメントから、PA-09が正規品となって販売されテスト版を購入した方は無償交換とのこと。
正規版PA-09
パッケージは並べられるとわかるがほとんど同じ・・・
背景色が青基調から緑基調に変更、加工例の写真も入れ替え、ダイス部のアップも入れ替え
まるで間違い探しである(笑)
新旧比較
すでに「シリコンハウスのblog」で上がっているのですが、手元にあるとやはり同じ事をしてみたくなるものです。
先端部分のギザギザがなくなったのと、カシメ完了位置でのダイスの幅方向の噛合わせ隙間が小さくなりました。
また、カシメ部分の隙間も小さくなっていますし、最小サイズが1.2mmから1.0mmに小さくなっています。
いろいろと改良されているようです。脱帽です。
背面の削りこみ
撮影条件が同じでないためわかりにくいが表面仕上げも微妙に違うようだ
実はカシメ部分はダイスサイズが小さくなるほど工具の肉厚が小さくなるように裏側で削り込みされているのですが、テスト版と正規版では違いがありました。
テスト版では1.2mmと1.4mmの間、1.6mmと1.4mmの間に肉厚を削り込んだ形状でしたが、正規版では1.4mmと1.6mmの間の1段だけです。
1.0mmのダイス加工精度を詰める代わりに他の加工部分の行程を削ったのでしょう。
しかし、テスト版の販売後に正規版リリースとはいえ、無償交換というのも凄いことです。回収はユーザーから送られてくるとしても、返送の手間とコスト。さらには正規版の製造費用もかかっていますし、テスト版の廃棄費用を考えるとなかなかできることではありません。
まずは、ず~っと宿題で預かっていたUSBミニAタイプへの変換コネクタケーブルの接続に使われてるコネクタが1.25mmピッチのコネクタハウジングを使っています。現在、ブツはどこのものか調査中ですが、こいつのコンタクトピンの圧着に早速使わせていただきましょう。1.25mmピッチのコネクタまでOKだそうですので。
なにしろメーカ純正工具の価格に比べると10分の1以下。うれしい、頼もしい工具になりそうです。
2種類の工具が写っているということは…
古いのはそのまま置いておいて新規購入されたのかな?
両方手元にあればよかったのですが、財布の中身がピーピーとうるさいので交換してもらっています。
古い工具を返す前に撮影し、その画像を見ながら同じアングルで交換してもらった新しい正規版を撮影して合成です。苦労しています、はい。
両方あれば面白いとも思いましたが、もういちどあの金額を出すのはちょっとつらい・・・(涙)。