そろそろ暑中見舞いのシーズンを控えていますので、その販売に駆り出されるシーズンでもあります。
【店頭販売】
本務者「今度の日曜日やけど、暑中見舞いはがきの店頭販売してくれへんか?」
ゆうメイト「は?日曜日ですか?」
本「そや、○×スーパーの店頭特設売場で朝の11時から夕方4時までやねんけどな。」
ゆ「なに言うてはりますの。日曜休みですやん。」
本「それはわかってるんやけど、出られへんやろか?」
ゆ「ぜ~~~~~ったい、無理です!今でも土曜日に人が足りへんっちゅうてでてますねんで。」
本「そこをなんとか、たのむわ。」
ゆ「頼まれてもあきまへん。絶対無理です。だいたい代休もろくに取れてませんやん。この上なにせえいいますねん。」
本「そない、きついこと言わんと、なんとか、な、たのむわ。」
ゆ「無・理・で・すっ!」
本「どないしよう、人員が配置できへん。」
ゆ「何言うてますん?人の配置が決まってへんのに出張販売決めてますんか?」
本「ま、そう言うとみもふたもないわな。」
ゆ「みもふたもや無うて、はなから計画倒ですやん。」
本「ほな、やっぱり行ってくれへんのか・・・。」
ゆ「まだ言うか~!」
と、まあ、店頭販売や大きな郵便局の前で行われている出張販売ですが、そもそも通常業務でさえ人が足りていない状況を無視して勝手に計画日程を立てて、販売に行かせようとするのがなんとも段取りの悪さというかお役所的というか、「あきまへんなぁ」です。
土日に出勤して、休日出勤扱いにするか、代休をどこかで取るかになるわけですが、土日などの貴重な休みを、ゆうメイトたちが時給ウン百円の対価で取り上げられてしまってはたまったものではありせん。
どこの職場でもバイトは低く見られがちなのですが、殊に郵便局の非常勤「ゆうメイト」は低く見られがちなようで、何か郵便物が無くなったとか紛失騒ぎになるとまずゆうメイトに嫌疑の目を向けられて、散々言われた挙句に本務者の中にその事故の責任があっても知らん顔されて、わびの一言も出ないような事もあったりしたそうです。
だいたい、公務員扱いの本務者と違い、ゆうメイトはいつでも解雇される危険にさらされているので実直に仕事をする人がほとんどです(どこの職場でも例外はありますが)。
現場を見ずに事業や方針を決めるのは、組織が硬直している証拠であると、関西空港の現社長が言っていました。また、縦割りの弊害で横のつながりがなく、阻害し合うだけで互いに成長し合う関係に無いのも同じく硬直した組織に見られる現象だそうです。
これは松下電器の経営改革に取り組んだ結果、分かった事だそうですが、お役所はまさにこのままで、自己保全が目的となってしまい、本来の責務はどこやら・・。そんな役所的性格がまだまだ残っているのに、民営化の矛先を向けられ祭り上げられて大丈夫でしょうか?
リストラ(私はこの言葉ではなく「レイオフ」を使ってほしいのですが)の矛先は常にゆうメイトに向けられるのです。今後の経営の合理化・スリム化という大義名分の犠牲者はきっと真っ先にゆうメイトに向けられる事でしょう・・。