大阪が全国に誇るナンバーワン(ワーストワン)がひったくりです。
ここ近年、大阪府ではひったくり発生率(認知されたもの)が全国一多い自治体となっており、非常に不名誉な状態が続いています。
実際に被害届を出していない件数(認知されていないもの)を含めると相当多いと言えます。
また、統計情報なのであまり決めつけ出来ないですが、大阪は全国に比べて犯罪率が高く、人口が1.4倍ある東京と比べると犯罪発生件数はほぼ同じという大変よろしく無い状況です。
しかしながら、その行われた犯罪の内容がいかにも大阪的というかなんというか。
発生事件の傾向を見てみますと、全国平均から見ると確かに全体に高いレベルにあり、凶悪犯、粗暴犯、窃盗犯は東京に比べて発生率が高いのですが、逆に知能犯がやや低いという点が特徴的です。
いわゆる振り込め詐欺(オレオレ詐欺)に対しての被害率が大阪は低いという事ですので、ガッチリ財布のひもを絞ったオバチャンがものをいっているのが想像されます。
前述のひったくりワーストワンの汚名を持つ大阪府ですが、この数年減少傾向にあるとはいえ、昨年度は5542件のひったくり事件がありました。毎日15件ちょっとのひったくり事件があるわけです。都市部の発生率が高い所では同じ所轄署内で数件発生している事も考えられます。おちおち道を歩いていることもできないですよ、これでは。
そこで「これではいかん!」と大阪府警と防犯協会連合会などとが協力して「ひったクリーン」作戦というキャンペーンを展開して犯罪防止を呼びかけています。
このキャンペーンの類いにつきものの、ゆるキャラがあるのですが、「ひったクリ」に掛けて栗のキャラクターと言う誠にベタなキャラクターで、くりに手足が生えて顔が付いているというまったくもってストレートなものです。
キャンペーンの会場などでは自転車の前かごにつけるひったくり防止カバーを無償で配布してくれていたり、かなり強力なキャンペーン活動を展開していまして、街中を走るママちゃり(お買い物自転車)などにこのキャラクターのついているひったくり防止カバーをつけている自転車を良く見かけます。自転車の前カゴなどは防止カバーをつけると効果的ですが、肩から下げるカバン類はどうしようもありません。車や自転車の通る方の反対側にカバンを持つなどして予防行動をとる事が一番です。
安全な街、大阪を目指して犯罪防止に努めひったくりの被害に遭わないように注意しましょう。
ってな事を書くと相当危ない街に聞こえますが、道端で人が寝ていても何も盗られずに朝までそのままというおおらかな面もありますので、それなりに自己防衛をしてこそ安全な街という事でしょうか。
ベタなキャラクターはほかにもありまして迷惑タバコ防止の「アカンずきん」ちゃんというのも居ます。すきだなあ、大阪のベタキャラ。