刑事物の取り調べでよく出てくるカツ丼ですが東西ではちょっと認識が違います。
カツ丼東西
一番の違いは大阪ではカツ丼は玉子で綴じる点。関東で言う所の「カツ玉とじ丼」が「カツ丼」に相当するわけで、逆に関西地方で玉子で綴じないカツ丼はあまり見かけないのでは無いでしょうか。個人的には玉子が入っている方がボリュームもアップしますし、出汁の味が柔らかくなるので玉子綴じのカツ丼の方が好みではあります。
このベーシックな豚カツを具にしたカツ丼の変種として「ソースカツ丼」「デミグラスソースカツ丼」などが全国のローカルメニューに存在します。また中華料理店でカツ丼を頼むとあんかけのカツ丼が出てくる場合もあり、一概にカツ丼を『これ』と定義するのは難しいのかもしれません。
刑事ドラマなどで取調室で犯人の自供をさせるためにカツ丼が出てくるというシーンが古いドラマ(漫画でも)などでありますが、食べたいという場合は被疑者払いの自前が原則で、警察がおごるのは利益供与となるために絶対に無いとの事です。まあ、言われてみればそうですよね。